FRP・アカシEN255・2馬力

小船が好き

2012年12月20日 22:09

この記事は過去に遡って書いています。

さて、インフレータブルに数年乗った結果、「準備・撤収がもっと簡単そうなFRP船がほしい」モードになってきました。いつも駐車場に同じ時間についても、必ずFRP軍団が速く出船・撤収しているからです。

でも、新品はなかなか手がでません。
そこで中古をオークションで探すことにしました。

結果、最初の数隻は、大失敗・・・・
あまりけちったために、ぼろすぎて使い物になりませんでした。
この辺の話はまた別途紹介します。

そして、やっとある程度満足できる船が手に入りました。
アカシヨット製のEN255という、全長255cm 幅114cm 重さ約25kg 定員2名の船です。



中古ですが、純白の船体が綺麗で、傷もあまりない状態のよい船です。
広島の方から、トーハツ2馬力の2サイクルエンジン付で安く譲ってもらいました。

なにより軽量で、出船や撤収が簡単。
また、水でちょっとゆすぐだけでほとんどメンテに手もかかりません。

スピードもそこそこ出ます。

購入時点で、船底に少し深い傷が一箇所あったのですが、これは比較的近所にあるアカシヨットの工場に持ち込んで相談したところ、快く職人さんたちが綺麗に修理してくれました。

また、その際、工場見学もさせていただきました。
工場で働いてらっしゃった方々が、若い方・ベテランの方、皆さんとても楽しそうに働いておられ、いい工場だなと感激した思い出があります。
残念ながら、その後約2年ほどでアカシヨットさんは廃業してしまいました。
今でもあのときの工場の風景が忘れられません。

この船には、すでに持っていた、本田の空冷2馬力を装着して使うことにしました。
船についてきたトーハツ2馬力は資金作りのため売却しました。

本田の2馬力の銀色と船体の白がとても綺麗にマッチして、外観もいい感じだったと思います。

全体にいい船でしたが、ひとつだけ難点がありました。
幅が狭いため、横方向の安定性が私には良好とは思えず、ときどきヒヤッとすることがありました。
また、一度同じ型の船に乗った人が海上でエンジン側に体重をかけすぎて、船首を高々と上げ、船尾から浸水し転覆寸前になっていた場面に遭遇し、排水を助けたことがありました。幸い不沈構造のため沈没は免れましたが、危ない感じでした。

こういう点では、インフレータブルの鉄壁の安定感・浮力にはかないません。

それでも、この船も長く乗りました。
出艇回数は、累積61回でした。











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