転覆

小船が好き

2015年07月15日 06:06

先日、図らずも沖で転覆を経験してしまいました。

状況は、SUP+ローイング・リグで漕ぐ練習をしたあと、沖で一休み中の出来事です。
コンビニおにぎりを座って食べていました。
飲み物を取ろうと、背後のクーラーに上体の向きをひねった時に「あれ?」

気が付いたら海の中に落ちていました。
正直、何がどうなったのかよく覚えていませんが、SUPが横転してしまったのです。

幸い、自動膨張式のライフベストがすぐに膨らんでくれたので溺れる心配はありませんでした。
まずは落ち着いて何がどうなっているのか、周りの確認。

最初にSUPを起こします。これは比較的簡単にできました。
次に、海上に散らばった荷物を拾ってSUPの上に載せていきました。
ソフト・クーラー、ドーリーなどです。

ちょっと困ったのが、ローイング・リグの上半分が本体から外れてしまった模様で、海中に沈みかけていたことです。
幸いオールがオール・ロックに引っかかっていたので、その浮力でなんとかギリギリ浮いていました。
これを水中でつかんで、えいやで両手で頭上にかかげ、SUP上に回収することができました。

その後、SUP後部から体を引き揚げてなんとか一安心!

手でパドリングして散らばったオールを回収。
少し休んだ後、オール一本をカヌーのオールの様に使って海岸へ無事戻ることができました。





反省してみると、

まず悪かったのは、

1)油断!  これが原因の殆どです。
  船は結構安定が高かったので、「転覆などしない」との思い込みがあり、完全に油断していました。
2)無造作に大きく体を動かし、体の上半身が船体外部まで出るような動きをしたと思われる(よく覚えていないが)


逆によかった点は、

3)ライフベストを正しく着用していた。 膨張式ライフベストは即座に自動で作動してくれました。
4)転覆後、ライフベストのおかげで、比較的落ち着いて爾後の行動・判断ができた
5)水中で水を含んでも動きやすい服装・靴だった。
6)結果論ですが、漁師の方などに助けてもらう様な事態になる前に、自分で事態収拾ができた

ラッキーだったのは、

7)水温の高い夏場だった。 凍える心配はありませんでした。



後で点検してみると、デジカメなど、何点か持ち物を海に沈めてしまってなくしていました。
(海岸での写真は無事だったスマホで撮ったったものです)
少々痛い出費ではありますが、無事に帰ってこれたことと比べると、小さな被害ですんだと思います。

長く船に乗っていますが、今まで練習以外では船から水中へ落ちたことはなかったので、少々びっくりしました。

改めて、安全第一で、油断し無い様に自分を戒めたいと思いました。
決して褒められた経験ではないので非常に恥ずかしいのですが、みなさんの参考になればと思い記述しました。






あなたにおススメの記事
関連記事