2015年10月31日
好き者集まる
二週間ほど前に、当ブログのコメント欄に、
「アドベンチャー・アイランドを見せて欲しい」
とコメントを頂いた方がおられ、今日海岸で待ち合わせをしてお会いしました。
なんと、遠く愛媛県からここ兵庫県まで車で来られました。(しんどかっただろうな〜!)
60代後半のFさんです。元気!
云く、セーリング・カヤックを自作中とのこと。
カヤック本体は既にお持ちのFRP艇を使い、そこにアドベンチャー・アイランドの様なアウトリガーと、巻き取り式のセールを製作中だそうです。
身近に参考になる実物がないので、わざわざ私の船を見にいらしたとのこと。
世の中、趣味のためなら、好き者(私ら全員)にとっては困難は困難ではないのです。
舟の周りで、あーでもない、こーでもない・・・と話していると、何やら嬉しそうに話しかけてこられた方がもう1人いました。
この方もFさんです。(紛らわしので f さんとさせて頂きます)
fさんは私のこのブログを見てくれている様で、
(fさん)「小船さんですよね?」
(わたし)「はい、そうです」
(お互い)、「わー」
fさんは白いアクアミューズをドーリーに乗せて出船の途中でしたが、いろんな改造・工夫されていることが一目で見て取れたので、みんなで「すごい、すごい!!」と説明をしてもらうモードに突入しました。(好き者の間では、ごく自然な流れ・・・?)

まず目を引くのは、アイランドと同じ様に、セールがマストに巻き取れる様に改造されていることです。
セールは私のジブと同じく、「ゆうこうマリン」さんで作ってもらっていました。


アイランドにはない、金属製のブームがあって、ヒンジで跳ねあげられる様になっています。
船尾には手動で動かすビルジポンプ。

写真はないですが、センターブームや、ラダーなど、全て自作だそうです。
さらにびっくりは、昔の日本の手漕ぎの舟にあった様な、「ろ」を装備。
船尾に座って漕ぐそうです。
支点から手元までの長さを調整中とのことで、少しずつ切って短くしながらベスト長さを探っているそうです。
詳しくは、f さんのブログ 「たくちゃんの小さい舟」 をご覧ください。
あ、もうひとつ凄いの。
オーダーで作ってもらったという、お手製オーバースライダー。
鉄製ですが、完成度高い!

みんなでワイワイ言っているうちに、あっという間に二時間くらい経っちゃいました。
話すだけで、海には出ませんでしたが、楽しかったです。
初めてのお会いする方々でしたが、考えていることに一々頷けることがとても多く、とても楽しかったデス。
また近くにお会いしたいものです。
F さん、完成したら是非お写真・試乗インプレションを!
「アドベンチャー・アイランドを見せて欲しい」
とコメントを頂いた方がおられ、今日海岸で待ち合わせをしてお会いしました。
なんと、遠く愛媛県からここ兵庫県まで車で来られました。(しんどかっただろうな〜!)
60代後半のFさんです。元気!
云く、セーリング・カヤックを自作中とのこと。
カヤック本体は既にお持ちのFRP艇を使い、そこにアドベンチャー・アイランドの様なアウトリガーと、巻き取り式のセールを製作中だそうです。
身近に参考になる実物がないので、わざわざ私の船を見にいらしたとのこと。
世の中、趣味のためなら、好き者(私ら全員)にとっては困難は困難ではないのです。
舟の周りで、あーでもない、こーでもない・・・と話していると、何やら嬉しそうに話しかけてこられた方がもう1人いました。
この方もFさんです。(紛らわしので f さんとさせて頂きます)
fさんは私のこのブログを見てくれている様で、
(fさん)「小船さんですよね?」
(わたし)「はい、そうです」
(お互い)、「わー」
fさんは白いアクアミューズをドーリーに乗せて出船の途中でしたが、いろんな改造・工夫されていることが一目で見て取れたので、みんなで「すごい、すごい!!」と説明をしてもらうモードに突入しました。(好き者の間では、ごく自然な流れ・・・?)

まず目を引くのは、アイランドと同じ様に、セールがマストに巻き取れる様に改造されていることです。
セールは私のジブと同じく、「ゆうこうマリン」さんで作ってもらっていました。


アイランドにはない、金属製のブームがあって、ヒンジで跳ねあげられる様になっています。
船尾には手動で動かすビルジポンプ。

写真はないですが、センターブームや、ラダーなど、全て自作だそうです。
さらにびっくりは、昔の日本の手漕ぎの舟にあった様な、「ろ」を装備。
船尾に座って漕ぐそうです。
支点から手元までの長さを調整中とのことで、少しずつ切って短くしながらベスト長さを探っているそうです。
詳しくは、f さんのブログ 「たくちゃんの小さい舟」 をご覧ください。
あ、もうひとつ凄いの。
オーダーで作ってもらったという、お手製オーバースライダー。
鉄製ですが、完成度高い!

みんなでワイワイ言っているうちに、あっという間に二時間くらい経っちゃいました。
話すだけで、海には出ませんでしたが、楽しかったです。
初めてのお会いする方々でしたが、考えていることに一々頷けることがとても多く、とても楽しかったデス。
また近くにお会いしたいものです。
F さん、完成したら是非お写真・試乗インプレションを!
2015年10月26日
広島にて
前回に続き、カヤックとは直接関係ない話です。
興味の無い方は読み飛ばしてください。
プライベートでちょっと用事があり、休日に広島に行ってきました。
用事は早々に済ませ、初秋の宮島観光を少し。
到着していた時は海だったのが、少し経つと鳥居周辺が潮が引いて陸地になってました。

ここは、鳥居の下をシーカヤックで巡るツアーがあるみたいですが、潮が引いては無理ですね。
その後、夕方近くに呉へ。
以前から行ってみたいと思っていた、「大和ミュージーアム」を訪問しました。
最初に併設されている、「鉄のくじら館」へ。

退役した海上自衛隊さんの潜水艦実物が展示されています。
中も一部無料で見ることができます。
操舵室。 写ってませんが、すぐ脇には潜望鏡がありました。

中は狭く、寝室も鰻の寝床状態。
乗務は大変だろうな・・・と思います。
ちなみに、食事は結構豪華な感じらしいです。(そうでもしないと乗員の方はやっていけないのかも)
そして大和ミュージーアム。
一階中央に置かれた十分の一スケールの模型が迫力。

その他にたくさん展示された資料を端からみていきます。
まずびっくりしたのは、当時の戦艦の図面。
青焼きの紙に、とても繊細な線や文字が丁寧に記載されており、今の人間にこれが出来るのか・・・と思ってしまいます。
パソコン頼りの現代人にはとても真似ができそうにありません。
残念ながら本日は閉館時間まで一時間半しかなく、全部はとても見切れませんでした。
また別途時間を作って来なければ・・と思います。
さらに初めて零戦の実物を見ました。零戦62型です。

やはり、実物は迫ってきます。
室内展示なので、すこし大きく見えますが、野外でならもっと小さく見えるような気がしました。
じっと見ていると、複雑な気持ちになってきます。
軽量化のためか、尾翼のエレベーター舵面は金属ではなく羽布が張ってるように見えました。
これに1人乗って戦ったのだと思うと、簡単に感想を言ってはいけない気もしました。
実は、先月仕事でイギリスに行き、時間を見つけてロンドン郊外の「ロイヤル・エアフォース・ミュージーアム」を訪問してきたばかりです。
そこには、戦勝国である英国のスピットファイヤや、ハリケーン戦闘機などとともに、敗戦国であるドイツのメッサーシュミットBf109戦闘機、世界で初めてのジエット戦闘機 Me262 など、沢山実機が綺麗な保存状態で展示されていました。 それらと比べると、ここに展示してあった零戦はなにか違う、繊細とでもいう感じの印象を受けました。 特に米国のサンダーボルトなどの見上げるように巨大な戦闘機や、銀色に眩しく輝くP51ムスタングとは全く異質な感じです。
脱線しました。この話はまた別のところで。。。
興味の無い方は読み飛ばしてください。
プライベートでちょっと用事があり、休日に広島に行ってきました。
用事は早々に済ませ、初秋の宮島観光を少し。
到着していた時は海だったのが、少し経つと鳥居周辺が潮が引いて陸地になってました。

ここは、鳥居の下をシーカヤックで巡るツアーがあるみたいですが、潮が引いては無理ですね。
その後、夕方近くに呉へ。
以前から行ってみたいと思っていた、「大和ミュージーアム」を訪問しました。
最初に併設されている、「鉄のくじら館」へ。

退役した海上自衛隊さんの潜水艦実物が展示されています。
中も一部無料で見ることができます。
操舵室。 写ってませんが、すぐ脇には潜望鏡がありました。

中は狭く、寝室も鰻の寝床状態。
乗務は大変だろうな・・・と思います。
ちなみに、食事は結構豪華な感じらしいです。(そうでもしないと乗員の方はやっていけないのかも)
そして大和ミュージーアム。
一階中央に置かれた十分の一スケールの模型が迫力。

その他にたくさん展示された資料を端からみていきます。
まずびっくりしたのは、当時の戦艦の図面。
青焼きの紙に、とても繊細な線や文字が丁寧に記載されており、今の人間にこれが出来るのか・・・と思ってしまいます。
パソコン頼りの現代人にはとても真似ができそうにありません。
残念ながら本日は閉館時間まで一時間半しかなく、全部はとても見切れませんでした。
また別途時間を作って来なければ・・と思います。
さらに初めて零戦の実物を見ました。零戦62型です。

やはり、実物は迫ってきます。
室内展示なので、すこし大きく見えますが、野外でならもっと小さく見えるような気がしました。
じっと見ていると、複雑な気持ちになってきます。
軽量化のためか、尾翼のエレベーター舵面は金属ではなく羽布が張ってるように見えました。
これに1人乗って戦ったのだと思うと、簡単に感想を言ってはいけない気もしました。
実は、先月仕事でイギリスに行き、時間を見つけてロンドン郊外の「ロイヤル・エアフォース・ミュージーアム」を訪問してきたばかりです。
そこには、戦勝国である英国のスピットファイヤや、ハリケーン戦闘機などとともに、敗戦国であるドイツのメッサーシュミットBf109戦闘機、世界で初めてのジエット戦闘機 Me262 など、沢山実機が綺麗な保存状態で展示されていました。 それらと比べると、ここに展示してあった零戦はなにか違う、繊細とでもいう感じの印象を受けました。 特に米国のサンダーボルトなどの見上げるように巨大な戦闘機や、銀色に眩しく輝くP51ムスタングとは全く異質な感じです。
脱線しました。この話はまた別のところで。。。
2015年10月15日
護衛艦に乗せてもらいました
この度、海上自衛隊さんの観艦式予行のチケットがあたり、護衛艦に乗船する機会を得ました。
乗せてもらった船は、「むらさめ」型4番艦の「きりさめ」。
基準排水量 4400トン、全長151m。
4台のガスタービン・エンジン 6万馬力で走る、所謂、COGAG (Combined Gasturbine and Gasturbine) 式の艦艇です。
最高速力は30ノット=時速で約55キロ。
モーターボートに乗った方はわかると思いますが、海上での時速55キロはとんでも無く速いです。
早朝7時には乗船場所の横須賀の港へ。
ジャジャーンと3隻が並んで停泊していました。
実際に海上を走る護衛艦に乗るのは初めてなので胸が高まります。
私以外にも沢山の一般のかたも乗船。
中年以上のおっさんが多い(私も)ですが、意外にも若い女性の方も少々。
最近の自衛隊や安全保障への関心の高まりでしょうか。
色々船内も見せてもらい、とても興味深いでした。
以下、航海中のハイライトの写真を。
軍艦旗の赤が海の青に映えます (別に右翼ではありません・・) 遠くに富士山も。 高速で航行。

二つ後ろは、最新のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」

スクリューにかき混ぜられた海水の色がすてき

「いずも」を横から

「そうりゅう」型潜水艦

艦橋の操舵室から。

同じく艦橋から。 遠くに相模湾を挟んで冠雪した富士山。

ブルーインパルス飛来!!

40隻余りの護衛艦が並んで。 壮観でした。

天気もよく、壮観なオペレーションでした。
夢中でもっと写真を撮ったのですが、このくらいで。
ガスタービン艦は、ディーゼル艦と比較してとても静かで、艦首にいると殆どエンジン音や振動は体感しませんでした。
艦尾では、「キーン」という飛行機的なエンジン音。但し、排気は音が消された感じで決っしてうるさくはありません。
低速航行時では時折エンジン・コンプレッサのサージング防止機構の注気弁が開閉する音が聞こえる程度。
とても静かで感激しました。
相模湾沖までの往復。
横須賀の港に帰港したのは夕方4時半。
長い1日でしたが、とても珍しい経験できて良かったと思います。
できたら、また3年後にも参加したく思いました。
「きりさめ」乗員の皆さん、ありがとう御座いました。
乗せてもらった船は、「むらさめ」型4番艦の「きりさめ」。
基準排水量 4400トン、全長151m。
4台のガスタービン・エンジン 6万馬力で走る、所謂、COGAG (Combined Gasturbine and Gasturbine) 式の艦艇です。
最高速力は30ノット=時速で約55キロ。
モーターボートに乗った方はわかると思いますが、海上での時速55キロはとんでも無く速いです。
早朝7時には乗船場所の横須賀の港へ。
ジャジャーンと3隻が並んで停泊していました。
実際に海上を走る護衛艦に乗るのは初めてなので胸が高まります。
私以外にも沢山の一般のかたも乗船。
中年以上のおっさんが多い(私も)ですが、意外にも若い女性の方も少々。
最近の自衛隊や安全保障への関心の高まりでしょうか。
色々船内も見せてもらい、とても興味深いでした。
以下、航海中のハイライトの写真を。
軍艦旗の赤が海の青に映えます (別に右翼ではありません・・) 遠くに富士山も。 高速で航行。

二つ後ろは、最新のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」

スクリューにかき混ぜられた海水の色がすてき

「いずも」を横から

「そうりゅう」型潜水艦

艦橋の操舵室から。

同じく艦橋から。 遠くに相模湾を挟んで冠雪した富士山。

ブルーインパルス飛来!!

40隻余りの護衛艦が並んで。 壮観でした。

天気もよく、壮観なオペレーションでした。
夢中でもっと写真を撮ったのですが、このくらいで。
ガスタービン艦は、ディーゼル艦と比較してとても静かで、艦首にいると殆どエンジン音や振動は体感しませんでした。
艦尾では、「キーン」という飛行機的なエンジン音。但し、排気は音が消された感じで決っしてうるさくはありません。
低速航行時では時折エンジン・コンプレッサのサージング防止機構の注気弁が開閉する音が聞こえる程度。
とても静かで感激しました。
相模湾沖までの往復。
横須賀の港に帰港したのは夕方4時半。
長い1日でしたが、とても珍しい経験できて良かったと思います。
できたら、また3年後にも参加したく思いました。
「きりさめ」乗員の皆さん、ありがとう御座いました。